日本の土地の面積は37.8万平方キロメートル。アメリカのそれは937万平方キロメートルで、日本の25倍。ところが日本の土地の時価は2000兆円を超えるのに、アメリカは400〜500兆円程度です。単純に単位面積当たりの価格を比べると、日本はアメリカの100倍以上にもなります。東京の千代田、港、中央など都心区部になると、1平方メートル当たり1000万円という土地はめずらしくありません。そこにちょっとしたビルの用地でも持っていると、すぐ100億円以上になり、たとえ中小企業であってもたやすく外国企業を買える額の資金を作ることができるのです。
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日本企業の外国企業買収ラッシュが起こったとき、名もない企業が海外でとてつもなく大きな買い物をしているのをみて、産業界も国民もびっくりしました。その秘密はひとえに土地や株を担保とした資金力にあったのです。こうした行動は行き過ぎると日本企業の海外買い漁りと非難されることもありましたが、その買い物リストは企業や建物だけではありません。セザンヌ、ゴッホ、ミレーなどの著名な絵画をけじめとする芸術作品、米カリフォルニア州のペブル・ビーチや英セント・アンドリュースなどの有名ゴルフ場、オーストラリアでは牧場や景勝地、カナダではプロのアイスホッケーチームなど、あらゆる分野に広がっています。