アメリカの投資家は、明らかにオーバーシュート気味の株式市場を不動産投資でヘッジしようとしています。日本ではまったく別物のように認識されている金融投資と不動産投資が、同列に考えられているところにアメリカの投資市場の強さがあるのです。もう少し正確にいうと、金融投資のヘッジ先は不動産投資に限りません。アメリカには、ウォール街で取引される株式市場以外にも、様々な投資市場があります。例えばシカゴには世界最大の商品取引市場があり、シカゴ商品取引所(CBOT)ではあらゆる実物資産の先物取引が行われ、シカゴオプション取引所(CBOE)では同じくオプション取引が行われています。
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その他、取引市場のないところでもデリバティブを使ったOTC取引(店頭取引)や指数取引が日々行われています。これらの取引相場は、伝統的に株式市場が暴落すると逆行して暴騰する傾向があることが統計上認められています。したがって、彼らにとっては株が上がるときも下がるときも、常に相場で大儲けするチャンスには違いないのです。このマネーゲーム感覚を理解しない限り、アメリカ流の高度に発展した投資哲学についていくことはできません。マネーゲーム感覚は、不動産投資においても変わりません。アメリカの投資家は、あくまでもマネーゲーム感覚で不動産の売り買いを続けています。この点が、土地は天からの恵みで与えられたと信じている日本人とは大きく違うところです。